セミリタイアできるかどうかは貯金の有無ではなく、行動力の有無だ、という話。
例えば、貯金が1億円たまってからセミリタイアした人と、1,000万円でセミリタイアした人がいたとする。
どっちが「金持ちセミリタイア」でどっちが「貧乏セミリタイア」だろうか?
金額だけで見れば、1億円たまってから退職するのが「金持ちセミリタイア」と思える。
貯金が1,000万円で退職するのは「貧乏セミリタイア」か?
貯金にこだわってる時点で貧乏
わたしも退職するまでは貯金の額にこだわっていた。
「貯金 ÷ 年間生活費 > 平均余命」なら退職しても大丈夫かな、と考えていた。
もし、平均余命まで貯金が持ちそうになければ年金を貯金に加えてシミュレーションしたりしていた。
今から考えると、貯金の額でセミリタイアできるかどうかを判断していた時点で「貧乏」だなと思う。
貯金の額でセミリタイアをあきらめるのが貧乏性だといいたい。
では、どうすれば貯金にこだわらずにセミリタイアできるのか。
それは、見切り発車だ。
セミリタイアの基準
「会社を辞めてセミリタイアしたい」
と思ったら、まずは「逃げ切り計算機」でシミュレートする。
もし「大丈夫」と思えたら、退職する。
「大丈夫」かどうかは主観で決めていい。
決して「当方40歳、貯金が○千万円あるのですが会社を辞めても大丈夫でしょうか?」などと他人に相談して決めてもらってはいけない。
もし「大丈夫じゃない」という絶対的な確信があるなら、辞めてはいけない。
「一生遊んで暮らせるお金があるか」よりも「辞めても大丈夫」と自分で確信できるかどうかの方が大事だ。
どうせ「一生遊んで暮らせるお金」なんか貯まらない。
セミリタイアしている人の99%は見切り発車で退職している。
「お金がたまってからセミリタイアする」のが「貧乏セミリタイア」で、「セミリタイアしたいからセミリタイアする」と、貯金にこだわらず自分のやりたいことを優先するのが「金持ちセミリタイア」だ。
お金に縁のない人と多くの中流階級の人たちは、「大金が手に入れば、やりたいことがやれるし、成功した人間になれる」と考えている。
金持ちになれる人は、「成功した人間になれば、やるべきことをやって、お金や自分が欲しいものを手に入れられるようになる」と思っている。
出典『ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人』p. 184
行動力があればお金はあとからついてくる。