最近の株高で、総資産のポートフォリオにおける「株・投資信託」の割合が増加している。
こんなときに考えるのは「リバランス」だ。
「株・投資信託」といった「リスク資産」を売却して低リスクな「国債」を買おうかなと思った。
しかし、心理的な抵抗がある。
含み益が出ている株や投資信託を売ると税金がかかるからだ。
リバランスしただけで、資産の種類を変更しただけで利益の約2割を税金で持っていかれるのはかなり痛い。
真のリバランスとは
などと悩んでいるときに読んだ本が『コミックでわかる 20代から1500万円!積み立て投資でお金をふやす』(田中 唯(著), KADOKAWA / 中経出版, 2016)だ。
本書の一番の収穫は「リバランス」の本当の意味がわかったことだ。
本当にリバランスが機能するのはリーマン・ショックのようなリスク資産が大幅に下落する局面だ。
リスク資産の割合を減らし、比較的安全な国債や現預金を増やすのも「リバランス」といえなくもないが、税金がね・・・・・・。
ネタバレはしたくないので
では、本書では「リバランスの方法」をどのように紹介しているか。
それは本書を読んでください。
ネタバレになっちゃうので。
本書は投資初心者向けのマンガだが、ある程度経験のある個人投資家が読んでも面白く役に立つ。
本当に投資家に役に立つ「リバランス法」を知りたければ一読の価値がある。
邱永漢『損をして覚える株式投資』 (PHP新書, 2005)を読んだ。
株式投資の初心者から経験者まで役立つ普遍的で深い名言がいっぱい...