先日、とある通知が郵送されてきた。
昨年(2018年)死去した母の、後期高齢者医療保険料の還付の通知だ。
通知の内容は、
「後期高齢者医療保険料の納めすぎた分を還付金として銀行口座に振り込んだけど、振り込めなかったので別の口座を教えて」
といった内容だった。
「詐欺?」
と一瞬疑ったが、そうでもないようだ。
振込めなかった理由
還付金を母の銀行口座に振り込めなかった理由は、すでに解約済だったからだ。
母の相続が完了して、銀行口座が解約された。
解約後に還付金の振込があったため、振込めなかった。
なので、別の口座を指定しなければならない。
還付金120円もらうのに手数料82円!
還付金の金額は120円だった(少なっ!)。
別の振込先口座を指定するには、返信用の封筒に振込先の口座番号等を記載した用紙を同封して返送しなければならない。
勘のいい人はわかると思うが、返信用の封筒に「お手数ですが切手をお貼りください」と書いてあった。
つまり、120円の還付金を振込んでもらうのに、切手代82円が必要なのだ。
手取りの還付金額は、120 – 82 = 38円だ。
38円でももらえるものはもらわないと損なので、82円切手を貼って郵送した。
もちろん、郵送先の住所が正しいかどうか等、還付金詐欺ではないことを確認した上で封筒をポストに投函した。
参照還付金等詐欺(全国銀行協会)