2021年度(令和3年度)京都府立高校の入試問題(数学)の計算問題を解いてみた。
参照京都府・滋賀県公立高校 入試問題と解答(京都新聞)
意外に「いけず」な計算問題だった。
問題は次のような一見簡単に見える計算問題だ。
$$\left( -2\right) ^{2}-\left( -6^{2}\right) \times \frac{2}{3}=$$
出典(2021 京都府立高校(前期)数学 1-(1))
2乗にひそむワナ
わたしが「いけず」だと思ったのは、
$$\left( -6^{2}\right)$$
だ。
恐らく、
$$\left( -6^{2}\right) = 36$$
と誤答させようとしているのでは、と勘ぐった。
左隣の「マイナス2の2乗」はカッコの外に2乗があるから、
$$\left( -2\right) ^{2} = 4$$
となるので、ついうっかり「(マイナス6の2乗)」も「36」と答えてしまうのでは?
正解はもちろん、
$$\left( -6^{2}\right) = -36$$
だ(「6の2乗」のマイナスなので)。
計算の答案
上記の計算問題の答案は、
$$\left( -2\right) ^{2}-\left( -6^{2}\right) \times \frac{2}{3}$$
$$= 4 -\left( -36\right) \times \frac{2}{3}$$
$$= 4 -\left( -24\right)$$
$$= 4 + 24$$
$$= 28$$
となる。
念のため、Google先生で検算してみた。
参照(-2)^2 – (-6^2) * 2/3 = (Google)