会社を退職して10年近く経過しているのに、サラリーマンが抱くような心配をした。
“社内副業” 大企業で導入拡大 多様な人材抱え新規事業発掘へ(2021.2.22 NHK)
という記事を読んだためだ。
記事によると、大企業で社内副業(所属部署の業務と異なる仕事)を認める動きが広がっているとのこと。
「社内副業」なので、あくまでも社内の他部署の仕事を認めるのだろう。
もし、わたしがまだサラリーマンだったら、「社内副業」なんかしないだろうな。
自分の仕事で頭がいっぱい
理由はシンプルで、自分が抱えている仕事で頭がいっぱいだから、だ。
「社内副業」は他部署の仕事をすることだから、要するに「兼務」だ。
例えば営業部の社員が「会計に強くなりたい」と思って経理部の仕事を「副業」とする。
わたしは「仕事量を増やしたくない派」「定時で帰りたい派」「早期リタイアしたい派」なので、社内副業はしないだろうな。
やる気もない。
副業しないと評価が下がる?
わたしがまだサラリーマンだったら、会社が「社内副業」を推奨したら「社内副業をしないといけない」というプレッシャーは感じただろうと思う。
「会社が社内副業を推奨する」ということは「社内副業する社員に比べ、しない社員の評価が下がる」と勘ぐるからだ。
会社から見れば、積極的に社内副業をして1人で複数の部門の仕事をこなしてくれたらありがたいだろう。
「副業なんかして余計な仕事を抱えたくない」しかし「評価は下げたくない」という矛盾した願望が頭の中でぶつかり、解決不可能な葛藤でストレスがたまっていくだろう。
結果、「早く辞めたい」という気持ちがさらに高まっただろう。
「副業」ではなく「貯金&資産運用」に励み、早期リタイアを現実化させようとしただろう。