わたしが40代前半で早期リタイアして経済的自由(現代風に言えばFIRE)を目指した理由は、
会社に二度と行きたくないから
だった。
サラリーマン時代末期は、
会社に行かなくてもいい生活を一刻も早く確立したい!!!
という気持ちでいっぱいだった。
「会社に行かなくてもいい生活」を言い換えると「会いたくない人と会わなくていい生活」だ。
「お金」は会社に行かないための手段
早期リタイアを実現するために「貯金」に励んだ。
お金が増えると嬉しいが、お金はあくまでも早期リタイアの手段だ。
「貯金すること」を人生の目的にしてはいけない。
いつまでたっても早期リタイアできないからだ。
わたしは、退職前は「早期リタイア生活 = 貯金を取り崩す生活」と想定していた。
つまり、退職後は貯金が減っていくと覚悟していた。
もし「貯金してお金を増やすことが人生の目的」なら、死ぬまで働き続けて貯金を増やすしかなくなる。
いつまでたっても早期リタイアできない。
早期リタイアしたがお金が減らない
実際に早期リタイアしてみると、退職前の想定とは違ってお金は減らなかった。
アベノミクスの株高で、次のように純金融資産が増えていったからだ(2018年は株安で対前年比で減ったが)。
縦軸の純金融資産の金額は2003年度を100としている。青色はサラリーマン時代、2012年度以降の緑色はセミリタイア時代を示す。
退職後に資産が増えたのはあくまでも「結果」でしかないが……。