個人投資家が絶対手を出してはいけない、「仕組み債」が危なすぎる理由(2022.7.19 DIAMOND online)
という記事を読んだ。
「仕組み債」というハイリスク金融商品のトラブルが増えているという。
上記記事によると、FINMAC(特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター)の2021年の紛争解決手続き事例のうち、37.8%が仕組み債及び仕組み債投信によるトラブルらしい。
金融機関にとって、仕組み債はたっぷり手数料が取れるおいしい商品だから売りまくった結果、トラブルが増えているのだろう。
参照地銀の仕組み債販売に問題続々噴出で…金融庁がついにメス(2022.2.5 日刊ゲンダイDIGITAL)
仕組み債で大損した事例
記事で紹介されていたFINMAC(特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター)のサイトで、具体的な仕組み債に関するトラブルを見てみた。
次のような60代前半男性投資家の申し立て事例があった。
被申立人担当者は、申立人への期限前償還条項付き仕組債(ノックイン、株価指数・為替リンク債)の勧誘時に、詳しい説明を行うことなく、誤った説明で同仕組債を申立人に購入させ、大きな損失を被らせた。説明義務違反等により被った損害金800万円の賠償を求める。
「被申立人担当者」とは金融機関の担当者で「申立人」は損失を被った投資家だ。
本事例では投資家が確認書の「十分な説明を受け、理解した。」の欄にチェックを入れてしまっていたため、損害金の賠償はなされなかったようだ。
仕組み債とは?
仕組み債とは何か?
詳しい説明は上記記事を参照してほしいが、当ブログでも次の記事で紹介している。
仕組み債を含めた金融商品に投資する場合は、内容をよく理解した上で投資しましょう。
当ブログは「仕組み債」は絶対に勧めません。