40歳引きこもりでも自宅と貯金3,000万円があれば生きていけるプラン

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高齢化する引きこもり 親亡き後の「サバイバルプラン」 (2014.3.17 産経)

という記事を読んだ。

親と同居している引きこもりの子どもが、親が亡くなっても一人生きていくプランを作ろう、というものだった。

プランの目標は、

親亡き後も、引きこもりの息子や娘が平均寿命程度まで食べていける

こと。

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40歳を過ぎたら引きこもりプラン

プランを建てる時期は40歳が目安だという。

40歳を過ぎても就業経験がなければ「就職してお金を稼ぐ」ことはほぼ不可能になるからだ。

生まれてから40年以上も「自分で考え、行動して他人様からお金をいただく」という経験をしたことがないのだから。

プランを立てる時の「前提条件」となるのは、

自宅のほかに2千万~3千万円程度

の資産を持っていること。

「2千万~3千万円」の根拠は、とりあえず65歳の年金受給開始時まで貯金で食いつなぐ、ということだと思う。

個人的には2,000万円は少ないかなと感じる(地方で低コスト生活ならOKかもしれないが)。

都会なら最低3,000万円は欲しい。

働いて食べていくということを期待せず、いざとなったら「現在ある金融資産 + 年金」で平均寿命まで食いつなぐ、という現実的なプランを立てておけば安心できる。

手持ちの資産を洗い出す

家にある資産・債務を洗い出し、長期的な収支計画を立てて、予算を厳守しながら質素倹約を心がけて生活する……自分もセミリタイアして気づいたが、経営者的な視点が必要だ。

記事によると、プランの作り方は次のとおり。

(1)子供が40歳になったときを目安に着手

(2)資産の洗い出し。預貯金、株式、保険などの合計額をはじき出し、不動産評価額を把握

(3)家計の収支を把握し、子供にかける費用の上限を決める

(4)親亡き後の子供の生活費を割り出す。持ち家で家賃不要なら月10万円を限度に

(5)親亡き後のサポート体制を考える。兄弟姉妹に根回しを

(6)相続でもめる可能性もある。生命保険で確実に本人に資産を残す手も

(7)親亡き後の住まいの確保。持ち家は売却するか建て替えた方がいいケースも

(8)住み替えるなら介護も視野に

(9)役所や銀行での手続きを経験させるなど、子供に1人暮らしの準備をさせる


本当はこういうプランニングは子ども本人も巻き込んで、というより本人が主体的にやるべきなんだろうけど……。

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