森博嗣『常識にとらわれない100の講義』を読む。わたしも40歳過ぎまで、ピーナッツの茶色の薄い皮をむかなければいけないと思い込んでいた。
五十年以上、僕はピーナッツの茶色の薄い皮を剝かないと食べられないと思っていた。でも剝かないという人に会って、自分も試してみたら、ほとんど同じ味だった。「そうか、剝かなくても良いのか」と驚いたのである。
本書p.182
40歳を過ぎても知らないこと、間違った思い込みは多いものだ。知らなかったことを知ることができた時、「読書してよかった」と心から思える。
それが、「ピーナッツを食べる時に茶色の薄い皮をむくかどうか」ということであっても。