仕事の80%は「姿を見せること」

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レイ・ハーバート『思い違いの法則: じぶんの脳にだまされない20の法則』を読む。

仕事の80%は姿を見せること

という言葉が印象に残った。本書では次のような例を紹介している。

運動を続けようとするものの何度も挫折したあとで、私は毎日ジムに行くという誓いを立てた。それはただ”姿を見せる”ためで、それ以上のことは目指さなかった。そこで毎日スエットを身につけて顔を出していたのだ。エクササイズができればなおいい。しかし、できなくてもかまわない。少なくとも、行くだけは行ったのだから。

すると何が起こったか? わたしはジムに行けば必ず何か運動をしていた。踏み台昇降運動を20分ということもあったが、たいていはもっとエクササイズをしていた。それができたのは、私がそこにいたからだ。

本書p.318


仕事でも同じことが言える。在宅勤務で誰も見ていないとサボってしまうが、職場に出勤すれば自然に体が動いて仕事をしてしまう。

仕事の80%は出勤することだ

と言える。

姿を見せる必要性は、「忘れられないため」というのもある、とわたしは思う。

「仕事の80%は姿を見せること」というのはウッディ・アレンの言葉だそうだ。英文は”80 percent of success is just showing up”(成功の80%は姿を見せること)。

ウッディ・アレンがいる映画の世界で言えば「仕事の80%は出演し続けること」になる。出演し続けないと「忘れられる」という大失敗をすることになるから。

仕事でも姿を見せない人は忘れられる。「忘れられる」というのは同僚の記憶から消えるだけではなく、その人がいなくても職場が回り、みんながその状態に慣れてしまうということだ。産休や病休で復職するのが難しいのは、「同僚から忘れられる」からではないだろうか。休んでいる間でも上司には定期的に電話やメールで近況報告するなど、工夫した方がいいかもしれない(SNSだと見ない可能性が高い)。

ブログだと「成功の80%は更新し続けること」といえる。ブログで失敗する大きな原因は、長期間更新せずに読者から忘れられてしまうことだ。

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