セミリタイア生活というのは
限られたヒト・時間・カネをいかに有効活用するか
というのがポイントだ。
会社を辞めると「経営者」になる
- ヒト……自分自身、家族、友人、人脈など
- 時間……退職後に得ることができる豊富な自由時間
- カネ……貯金、株などの金融資産、不動産など
リタイア生活というのは、限られた資金をやりくりしながら、自分で考えて行動し、結果責任はすべて自分で取る……ほとんどフリーランス、会社経営に近い。
※サラリーマンもこれからは「いつでも早期リタイアできる(フリーになれる)」人と、「組織にしがみつかないと生きていけない」人に2極化するだろう。後者はサラリーマンとして生きたとしても大変だと思う。
2011年に会社を辞めて4年近くになる。
「時間は自由に使えるが、限られた資金をやりくりして、何をやるかをすべて自分て決めて……これは社長と同じだな」
と実感している。
経営者と異なる点
ただ、ふつうの社長と異なるのは、「利益を追求する必要がないこと」。
銀行からカネを借りてないし、株主も従業員もいない。
無謀な目標を立ててチャレンジする必要がない。
予算が許す範囲なら、何をやってもいい。
これは気楽だ。
予算管理はしっかり行う
気をつけなければいけないのは、「予算管理」、つまり支出をしっかりとコントロールすることだ。
「どんぶり勘定」にならずに、必要な支出はすべて予算を作成して支出オーバーしないようにする。
手持ちのお金をあるに任せて使うどんぶり勘定を続けていると、遅かれ早かれ破綻をきたします。年収1000万円以上でも、教育ローンを借りている家庭は少なくありません。収入が多い=破綻しないというのは思い込みでしかないのです。
林總『正しい家計管理』(WAVE出版 2014)
特に、貯金がたくさんあるセミリタイア初期は太っ腹になりやすい。
気をつけるべし。