先日(2015年10月31日)開催された、「第10回神戸大学ホームカミングデイ」に行ってきた。
「ホームカミングデイ」とは、全学部の幅広い年代の卒業生、教職員が集まる全学的な同窓会のようなものだ。
参照第10回神戸大学ホームカミングデイ (神戸大学HP)
わたしが参加した目的は、「一度、神戸大学本館の講堂の中に入ってみたかったから」。
20年来の夢
学生の頃から、本館の講堂は外から見ることはあったが、中に入ったことはなかった。
が、一度中に入ってみたかった。
ホームカミングデイの案内が来た時、「中に入るチャンス」と思い、参加を申し込んだ。
当日、阪急六甲駅から本館の講堂へ、歩いて行った。
まるで登山のよう。
バスを使えばよかった。
駅からキャンパスへの道路の街路樹の根元にはローズマリーが植えてあって「さすが神戸、おしゃれ」と思った。
本館の講堂に到着。
講堂の前には学生が露天を出していて、OB・OGだけでなく大学の近所に住んでいる感じの人たちも子連れで来ていたりして、和気あいあいとしたイベントだった。
ハロウィーンシーズンからか、子供がスーパーマリオの仮装をしていた。
講堂に入る。
目的を完遂した。
ホームカミングデイの記念式典が本館講堂の隣にある「出光佐三記念六甲台講堂」で開催されるので、そっちに移動する。
式次第は次のとおりだった。
- 学長挨拶
- 同窓会代表 挨拶
- 学長特別表彰
- 講演「今、四国が面白い~ローカル線活性化への取り組み~」半井真司氏(JR四国・代表取締役専務鉄道事業本部長、S53年 工学部卒業)
- 混声合唱団アポロンの演奏
- 副学長閉式挨拶
総合司会:アナウンサー 朝山くみ氏 (H11年 経済学部卒業)
JR四国の半井(はんい)先輩のお話を聞いて、観光列車「伊予灘ものがたり」に乗りたくなった。久しぶりに予讃線で行ってみようかな。
経営難
記念式典の学長・副学長挨拶を聞く限り、ホームカミングデイの目的のひとつは「募金集め」だ。
国立大学の予算は徐々に削減されて、教員のリストラもあり、大学の経営がかなり厳しいようだ。
学生時代、教授からこんな愚痴を聞かされた。
「国立大学の予算の半分は東大と京大だけで取ってしまって、残りの半分をその他の大学で分けあっている」
昔も今も、文部科学省からもらう予算だけでは、やりくりできないようだ。
スマホのシャッター音
ひとつ残念なことがあった。
「混声合唱団アポロン」の演奏(アカペラ合唱)が始まった時に、わたしの周囲の何人かがスマホで写真撮影を始めた。
おいおい、今は音楽を聴いているんだぞ。
シャッター音を響かせてどうする。
神戸大学で、社会で、一体何を学んできたのだ。
最低限のマナーくらい、ちゃんと身につけておいてほしい。
※※
式典が終わって、講堂の入り口に置いてある募金箱に少しお金(お札)を入れて、帰途についた。
キャンパスから見る神戸の街、海がきれいたっだ。