今月(2016年7月)から大阪府で自転車保険の加入が義務化されたので、自転車保険に入った。
入ったのはau損保の「サイクルパートナー」という保険だ。
年間の保険料は一括払いで1,680円だった。
この値段ならまあいいか、と。
補償内容
この自転車保険で補償されるケースはつぎの2つだ。
- 自転車に乗っている間の事故
- 「自転車に乗っていないときに運行中の自転車と衝突・接触した事故」によるケガ
自分が自転車に乗っている場合だけでなく、歩行中に自転車と衝突してケガした場合も補償対象となる。
補償される金額は、
死亡・後遺障害:400万円(死亡保険金受取人は被保険者の法定相続人)
入院保証金日額:2000円(最大180日)
個人賠償責任:1億円
となっている。
自転車保険の義務化の背景に「自転車事故加害者に高額な損害賠償金の支払が命令されるケースがあるから」というのがある。
この自転車保険なら、最大1億円までカバーされる。
「テロ行為」によるケガも補償
自転車保険の契約内容を見ていると「テロ行為補償特約(条件付)」というのがあった。
「テロ行為補償特約」って何?
と思って調べてみると、
戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または暴動。ただし、これらに該当するかどうかにかかわらず、テロ行為については保険金をお支払いします。
au損保「普通保険約款・特約(スタンダード傷害保険)」
とあった。
「戦争、革命、クーデター、内乱等によるケガは補償の対象外だが、テロ行為については保険金を支払う」ということのようだ。
「テロ行為」とは、
政治的、社会的もしくは宗教・思想的な主義・主張を有する団体・個人またはこれと連帯するものがその主義・主張に関して行う暴力的行動をいいます。
と約款では定義している。
もし、国内外でテロ行為によってケガをしたら保険金がもらえる?
自転車事故を起こして数千万円の高額な賠償金を請求されたり、テロ行為に巻き込まれてケガしたりといった、かなり実現確率の低いケースを補償する保険だといえる。