2016年のサマージャンボ宝くじが発売された。
先日、宝くじ売り場の前を通りかかって思った。
宝くじとは「お金儲けについて考えまくっている人が、何も考えていない人からカネを巻き上げるシステムなんだな」
と。
はじめから売り手の圧勝
宝くじの売り手は、国から許可をもらって、カネと人をつぎ込んで、有名タレントを大量に使ってCMを打つ。
一方、買い手は、何も考える必要がない。
宝くじを買うカネと、売り場に行くだけの体力、そして「一攫千金」というスケベ心があればいい。
どうやって金儲けするか考えまくっている売り手と、何も考えていない買い手の勝負は、もう「売り手」の圧勝と決まっている。
「頭を使って稼ぐ」から面白い
宝くじの不労所得はダメで、汗水たらして働いた所得は尊い、と主張するつもりはない。
ただ、何も考えずに大金を手にしても面白くない。
最近読んだ本、『学校で教えない“お金”を生む発想法』(岡野雅行(著), 朝日新聞出版, 2012) に書いてあったことがよくあてはまると思った。
金っていうのは、自分の頭を使って考えて、自分の手で稼いでこそおもしろいんだ。そして、自分で稼いだ金だからこそ、それを使うのも楽しいんだ。
p.149
こう考えると、株式投資だって頭を使って考えて、自分の手で稼ぐから、おもしろい。