サラリーマン時代、早期リタイアにあこがれて情報収集を開始した。
実際に会社を早期退職して早期リタイア生活を送っている人たちのブログを読みまくった。
ネットで情報収集するのは楽しい。
情報収集だけで終わるのが特に楽しい。
実行しなくてもいいからだ。
他人の成功事例を集めて悦に入る。
ノーリスクという安心感
早期リタイア情報の収集といえばブログだ。
他人のブログを読むだけで実際には退職しないから、失敗のリスクがない。
退職しなくても情報収集という「作業」をすることで「早期リタイアに一歩近づいた」と思い込むことができる。
中身のない達成感だが、リスクがないから心地よい達成感だ。
早期リタイアのハードル
早期リタイアの実行なんて、面倒でハードルの高いことばかりだ。
- 早期リタイア資金の蓄財(最低でも数千万円~数億円のレベル)
- 家族の説得
- 上司へ退職を申し出る
- 後任者への引き継ぎ
- 退職のあいさつ
現状維持が大好きな人にとってはどれもやりたくないだろう。
わたしの場合、「上司へ退職を申し出る」が一番のハードルだった。
「どうやって上司へ言えばいいんだろう?」「何と言えばいいんだろう?」と迷った。
もう何年も前の、サラリーマン時代末期の話だが……。
早期退職することを固く心に決めて、上司に退職を切り出そうという所までこぎつけた。...
実際やってみれば、そんなにハードルは高くなかった。
心の中で勝手に「高いハードルがある」と妄想していただけだった。
あー、もっと早く実行して退職しておけばよかった、と後悔した。
情報収集だけの生活はノーリスクではなく、しっかりと「時間」という財産からコストを支払わされていた。
サラリーマン投資家のブログをいくつか読んでいると「会社を辞めたい、でもお金が足りない」と愚痴っているのをよく目にする。
わたしもサラリ...