色々なブログを読んでいると、記事の末尾に「本のアフィリエイトリンク」を貼り付けているのをよく見かける。
例えば、「株式投資」をネタにした記事の末尾に「投資本」のアフィリエイトリンクが貼ってあるようなケースだ。
読者が記事のリンクを経由して通販サイトから本を購入すると、売上の一部がブロガーの収益となる。
わたしの経験から言うと、上記のようなやりかたでは本は売れない。
理由は「手を抜いている」からだ。
「手抜き」とは「記事で本を紹介していない」ことを指す。
本が売れる条件
どうすれば、ブログで本が売れるか?
記事の中で本を紹介すればいい。
「感想」「レビュー」「要約」を掲載すればいい(もちろん「ネタバレ」「記事のほとんどが本の引用」はNGだ。)。
当ブログで本を紹介した記事の例をいくつか紹介する。
ふつうの商売と同じで、本という商品を売りたければ、客に商品の説明をしなければならない。
ブログの記事で本の内容には一切触れず、記事の末尾にアフィリエイトリンクを貼っているだけでは、「まぐれ」か「運」でしか売れない。
確かに「本を読まなくても記事が書ける」というメリットはあるが、それは「手抜き」だ。
「読まず紹介もしない本がブログ経由で売れたら儲けもの」というブロガーの「スケベ根性」は、読者は見抜いているものだ。
投資と同じ
個人投資家なら、上記の理屈はわかってもらえると思う。
「ブログで何かを売る」というのは「投資」と同じだからだ。
本を例に箇条書きで説明する。
- 「本を自腹で買う」という「投資」をする(お金の投資)
- 「読む」という「投資」をする(時間の投資)
- ブログで本を紹介する(投資の回収手段を作る)
- 「収益」というリターンを得る(投資の回収が実現)
絶版などの理由で「本を自腹で買う」のが難しければ、「図書館で借りる」でもいい。
ただし、投資をしても収益が必ず発生するとは限らない、というリスクがある。
リスクがあるから投資なのだ。
虫のいい願望は捨てる
「ブログの記事で本を紹介せずに本が売れて収益が発生してほしい」というのは「株式投資をせずに配当金が欲しいんや!」という「かなり虫がいい願望」と同じだ。
株を買わない限り絶対に配当金をもらえないのと同じで、手抜きの記事を量産しても収益は見込めないから「お金と時間のムダ」になりやすい。
それに、記事を量産しているのに収益がないとブログを運営する気力がなくなってくる(これが「手抜き」の一番大きな実害)。
お金儲けを否定したり、儲けている人を憎んだり嫉妬したりして、「お金」や「他人」に八つ当たりするようになる。
なので、収益や精神の安定のためにも、本はちゃんと読んで記事で紹介しましょう。