年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が公開しているポートフォリオを見た。
無リスク資産(国内債券)が35%で、リスク資産(国内株式・外国株式・外国債券)が65%という構成だ。
わたしのポートフォリオに比べて、けっこうリスクをとっているな、と感じる。
もし、将来の年金制度が心配なら、投資しないほうがいいな。
と思った。
GPIFの運用がこのポートフォリオでうまくいったら、年金制度の心配は無用だ。
個人がリスクをとって無理して投資する必要はない。
年金制度の心配が現実化する場合、それはGPIFが年金資産の運用を失敗したときだ。
<参照>
少子高齢化だから年金が破綻するって誰が言った?
年金制度とは国民を国家に依存させるためのシステム
長時間労働賛美をやめれば年金問題が解決する
GPIFが運用を失敗するほど株安になっているなら、個人でも運用が失敗している可能性が高い。
だから、もし将来の年金制度が不安なら、無理な投資はやめて貯金したほうがいい。
「老後が不安だから」とか「年金制度が信じられないから」とか、「不安」や「不信」を動機にして資産運用してもうまくいかないって。
株安のときも株高のときも、自分に自信を持ってゲームのように楽しみながら投資しないと。
<参考文献>