先月(2016年7月)に当ブログで紹介した本をまとめる。
もし、夏の読書のお役になてれば幸いだ。
7月前半(7.1~7.15)
『徒然草・方丈記―日本古典は面白い』 (大伴茫人編 ちくま文庫 2007)
参照:金持ちを論理的に分析すると貧乏人と同じであることが判明
日本人の早期リタイア2大バイブルである『徒然草』と『方丈記』がセットで読める「お得」な本だ。
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『マキアヴェッリ語録』(塩野七生著 新潮文庫 1992)
究極なリアリストであるマキアベッリの「したたかに生きる知恵」がぎっしり詰まった本だ。
例えば、ないものねだりで苦しい時、次のマキアベッリの言葉で無限に膨らむ欲望を抑えられる。
人間というものは、現に持っているものに加え、さらに新たに得られるという保証がないと、現に持っているものすら、保有しているという気分になれないものである。
―『政略論』―
p.233
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『ラッセル幸福論』 (ラッセル著 岩波文庫 1991)
参照:こんな本ばっかり読んできたから会社を辞めちゃったのかな
「会社を辞めたい!」と思っている時に「会社を辞めることを肯定する本」ばかり読むと本当に会社を辞めてしまう(笑)。
幸福とは何か?論理的に理解したい人におすすめ。
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『必ず役立つ! 「○○(マルマル)業界の法則」事典』 (高嶋ちほ子著 PHP文庫 2014)
異業種交流会に出るよりも効率的かつ低コストで「他業種の知恵」を学ぶことができる。
PHP研究所 (2014-01-08)
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『暮らしてわかった!年収100万円生活術』 (横田濱夫著 講談社+α文庫 2004)
参照:早期リタイアをマジで実現化するための「年収100万円生活術」
「低コストな早期リタイア生活」を実現するための「勇気」をもらえる実用書だ。
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7月後半(7.15~7.31)
『損をして覚える株式投資』 (邱永漢著 PHP新書 2005)
株で儲ける人が少ないのは損失に耐えられないからではなく、利益に耐えられないからという指摘は目からウロコだった。
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『21世紀サバイバル・バイブル』(柘植久慶著 集英社文庫 2004)
参照:凶悪犯罪対処マニュアルとしての『21世紀サバイバル・バイブル』
各種の犯罪、テロ、自然災害から身を守るためのマニュアル。一家に一冊は揃えたい。
集英社
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『ゲーテとの対話 中』 (エッカーマン著 岩波文庫 1968)
参照:豪邸に住むと怠け者になる、狭くみすぼらしい家に住む方が仕事が進む
これほど実用的な古典はない。付箋が大量に必要だ。
ドイツ語版
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『人間の分際』 (曽野綾子著 幻冬舎新書 2015)
参照:「早期退職」という撤退戦
オリンピックシーズンになると湧いてくる「努力は報われる」「あきらめないで!」という価値観の押しつけに喝!
私がスポーツの世界の空気に馴染めないのは、努力すれば必ず報いられる、などという美談を押しつけるからだ。わたしの八十余年の体験だけでも、努力してもダメなことは多い。
まえがき
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以上、9冊を紹介した。